重力タンク式でローシルエットを実現した、
パブリック向けウォシュレット一体形便器「GGA-P」

さまざまな空間に美しく調和するコンパクトデザインと大便器洗浄方式の工夫

2026.09.24

2026年8月発売のウォシュレット一体形便器「GGA-P」は、タンクの高さを抑えたすっきりとしたローシルエットなデザインとなり、トイレ空間に心地よく調和します。オフィスや商業施設等、様々な施設におすすめの商品です。今回はそのコンパクトで美しいシルエットを実現した大便器の水流技術を解説いたします。

ローシルエットの実現と「高効率導水路」の創出

従来のタンク式便器は重力を利用する構造上、タンクの位置が高いほど大きな水圧を得られます。そのため、ローシルエット化を目指してタンク位置を下げると、得られるエネルギーが減少して洗浄力が低下してしまうという根本的な課題がありました。
本商品では、この低い位置からの少ないエネルギーを最大限に生かすため、水路構造を一から見直し、導水路内の無駄な空気層を最小限に抑えた「高効率導水路」を開発しました。空気によるエネルギー損失を徹底的に防ぐことで、やわらかく静かなゼット洗浄でありながら確実にサイホンを発生させ、汚物を一気に排出することを可能にしています。

技術的特長
本技術は電気的な加圧等に頼らず、流体力学的な水路構造の工夫によって高い性能を引き出している点が大きな特長です。
従来の重力タンク式と比較すると、タンク位置を下げても「高効率導水路」により落差エネルギーを損なわずに強力なサイホン力を発揮できます。また、水の押し出し力のみに頼る洗い落とし式と比べ、水道直結のリム洗浄とタンクからのゼット洗浄を組み合わせることで、少水量でも広い溜水面と高いサイホン吸引力を両立します。
注:最低水圧は0.05MPa

給水システムと流路切り替えの仕組み

この優れた洗浄力を支えているのが、水道から直接流れる水と内臓タンクから重力によって流れる水、2つの水流を融合させた新洗浄システムです。
洗浄が始まると、まずリム側の電磁弁が開き、水道から直接流れる水でボウル面を洗いながら汚物を中央へ集めます。 (図1)続いてリム洗浄を継続したまま、モーターが排水弁を引き上げることで内蔵タンク内の水が導水路へ流れて「ゼット洗浄」を行い(図2)、重力排水によってサイホンを発生させて汚物を一気に引き込みます。(図3)

湯切れがなく快適な瞬間式のウォシュレット。節電にも貢献

ウォシュレットは、お湯を貯めておく「貯湯式」から、使う瞬間だけお湯を沸かす「瞬間式」へと進化しました。利用頻度の高いパブリック空間での連続使用時における「湯切れ」リスクを解消するとともに、待機電力を大幅に削減します。
また、ウォシュレットには水に空気を混ぜる「気泡混入技術」と、「脈流技術」を組み合わせた独自の「エコウェーブ洗浄」を新搭載。快適な洗い心地を維持したまま吐水量を絞ることで、お湯を沸かす消費電力のピーク抑制に成功しました。これにより定格消費電力を532Wに抑え、電気設備の容量制約が厳しい現場でも「同一回路への複数台設置(例:20A回路に3台)」を可能にしています。

◆瞬間化についてはこちらの記事をご覧ください。
https://info.jp.toto.com/com-et/ttc/tips/G047.htm

GGA-Pは高さを抑え、美しいローシルエット化を実現。瞬間式の採用で、湯切れのない快適性と省エネ性を両立。様々なパブリック施設におすすめです。また海外デザイン賞を受賞した薄型のエコリモコンを搭載。より使いやすくなり、空間に美しくフィットします。

◆エコリモコンについてはこちらの記事をご覧ください。
https://info.jp.toto.com/com-et/ttc/tips/G043.htm

◆GGA-Pの商品サイトはこちら
https://jp.toto.com/products/publictoilet/new_public_2608pp_ggap/

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