北陸地区の基幹病院である「国立病院機構 金沢医療センター」は、医療施設におけるインフラ長寿命計画の一環とし、水まわりの改修に着手。まず外来エリアのトイレを「明るくきれいに」をテーマに改修。内装や設備を刷新し、オールジェンダートイレを新設するなど、より快適な環境を実現した。

建築概要

所在地 石川県金沢市下石引町1-1
施主 独立行政法人 国立病院機構 金沢医療センター
設計 ツグチ建築設計事務所
敷地面積 54,887㎡
建築面積 16,426㎡
延床面積 64,302㎡
階数 地下1階、地上4階(外来管理診療棟)
構造 鉄筋コンクリート造(外来管理診療棟)
竣工年月 (改修)2026年3月

特長

改修の経緯

2023(令和5)年に創立150周年を迎えた「金沢医療センター」は、北陸地区の基幹病院として高度な専門医療や救急医療を担っている高度総合医療施設。全国140病院で構成される国立病院機構の一員であり、「生命の尊さと人権を尊重し、安全で最良の医療を目指す」を病院の理念としている。当病院は、厚生労働省が策定した「医療施設におけるインフラ長寿命計画」に基づき、建物の躯体を活かした設備更新や医療DX化などの環境整備を推進。その一環として、利用者満足度調査で課題となっていた水まわりに関する不満の声の改善に着手した。改修にあたっては「癒しのトイレ研究会」の協力を得て、外来エリアのトイレを先行して実施。和式便器の洋式化に加え、整形外科や内科前のトイレを全面改修した。

トイレの特長

トイレ改修のテーマは「明るくきれいに」。照明のLED化や白を基調とした内装で、明るく清潔感に溢れる空間へ刷新。そのほか、清掃性の向上、オールジェンダートイレの新設やバリアフリートイレの再配置、自光式サインやピクトグラムの導入など、利便性・多様性・視認性に配慮した環境を実現した。改修後に実施された利用者アンケートでは、99%が「改修前と比較してトイレが快適になった」と回答。また、「トイレがキレイだと病院全体のイメージアップや満足度につながると思う」については、「そう思う」と「ややそう思う」の合計が100%となった。今後は、病棟などの水まわりも順次改修し、地域の要として医療ニーズに応え続けていく病院にふさわしい環境整備を進めていく方針としている。

採用商品

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