「福岡市立春住小学校」は、新校舎を新築。近接する比恵遺跡の発掘出土品を展示する「比恵ギャラリー」や「階段教室」などを配置、地域に開かれた交流空間ともなっている。トイレ前室には、児童の描いた絵画をデザインした壁面や、クールダウンにも活用できるベンチを設けるなど、居心地のよい空間を実現した。

建築概要

所在地 福岡県福岡市博多区博多駅南5-3-1
施主 福岡市
設計・監理 <建築>東畑・和⽥設計共同企業体
<設備>株式会社 衛星都市計画
施工 <建築>⻄中州樋⼝・旭・末永・藤建設⼯事共同企業体
<衛⽣>株式会社中原⼯務店
敷地面積 14,564.41㎡
建築面積 3,163.24㎡
延床面積 10,320.78㎡
階数 地上5階(校舎棟)
地上3階(体育館棟)
地上1階(廃棄物庫棟)
構造 鉄筋コンクリート造(校舎棟・廃棄物庫棟)
鉄骨鉄筋コンクリート造(体育館棟)
竣工年月 2024年1月

特長

建物の特徴

「福岡市立春住小学校」は、近年の児童数増加に伴う教室不足、学校の老朽化への対応が必要なことから、既存運動場に新校舎を新築。完成後に旧校舎を解体し運動場とする反転建て替えを実施した。5階建ての校舎には、学校に近接する国指定史跡「比恵遺跡」との関係を考慮して発掘出土品を展示する「比恵ギャラリー」や地域活動にも利用できる「階段教室」を配置。多様な活動を促す地域に開かれた交流空間を創造できる施設となっており、児童たちの学びの場として、主体的・対話的で深い学びの促進にもつなげている。外観は、遺跡発掘を表現したデザインや土調の素材を採用。児童の好奇心を集め、地域とともに成長する魅力ある新しい学校が誕生した。

水まわりの特長

既存・他校の状況や児童の意見を考慮して検討し、トイレの3K(汚い・臭い・暗い)の払拭に加え、児童のコミュニケーションや憩いの場を目指して計画。特別教室に移動する途中でのトイレ立ち寄りや放課後に利用する際のランドセル置き場に困っていたことにも対処できる、トイレ前にベンチを設置。ベンチや壁面は曲線かつ、包み込むような形状にこだわっている。トイレ前室の壁面は、児童たちから応募した137点の絵画をすべて採用しデザイン。各階でテーマを設定して、設計者が全体を構成して、ユニークかつ大胆な空間が完成した。ベンチは、教室に入りづらい児童のサポートや、授業中のちょっとしたクールダウンスペースなどにも活用されている。狭さを感じさせない、居心地のよい水まわり空間となっている。

採用商品

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