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2025(令和7)年3月、宝塚歌劇の本拠地「宝塚大劇場」は、「ショップ&レストランゾーン」のリニューアルを行った。「夢、ここから」のコンセプトのもと、トイレにおいても宝塚歌劇の華やかな世界観と調和する内装デザインを取り入れるとともに、混雑を緩和し、お客様が快適に過ごせるよう機能性にもこだわった空間となっている。
建築概要
| 所在地 | 兵庫県宝塚市栄町1-1-57 |
|---|---|
| 施主 | 阪急電鉄株式会社 |
| 設計 | TOTOアクアエンジ株式会社 |
| 施工 | TOTOアクアエンジ株式会社 |
| 敷地面積 | 37,119.78㎡ |
| 建築面積 | 10,017.40㎡ |
| 延床面積 | 39,730.00㎡ |
| 階数 | 地下1階、地上7階、塔屋2階 |
| 構造 | 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 |
| 竣工年月 | (改修)2025年3月 |
特長
改修の経緯
「宝塚大劇場」は、宝塚歌劇の専用劇場として開場。客席数は2,550席を誇り、長年にわたり多くの観客を魅了している。2024(令和6)年より建物エントランスからロビー(大広間)までの「ショップ&レストランゾーン」のリニューアルに着手し、2025(令和7)年3月に全面リニューアルオープン。「夢、ここから」のコンセプトのもと、内装は111年間育まれてきた宝塚歌劇の魅力を受け継ぎ、館内に足を踏み入れた瞬間から"非日常感""高揚感"を味わえるような空間。館内サービス機能も見直し、混雑緩和や利便性向上、多様な利用者に対応するためのバリアフリー設備の充実にも注力。あわせて大劇場改札内のトイレをはじめ、トイレ配置や器具、内装も一新し、安心して利用できる環境が整えられた。
トイレの特長
今回の改修工事では、宝塚歌劇らしさを感じられる空間づくりと混雑緩和を両立させたトイレの整備が目指された。館内全体でのトイレ配置を見直し、幕間など混雑時もスムーズに利用できるよう動線を最適化した。劇場改札内1Fトイレでは中世ヨーロッパ風の意匠を継承、ブース扉の開閉サインに光沢ある旗を採用するなど細部まで宝塚歌劇の世界観を演出している。ショップ&レストランゾーンのトイレは、スペースを拡張。前室通路の設置や出入口の一方通行化により待機列の解消を図った。器具は、非接触で洗浄でき掃除口付きの大便器、ベッセル式や壁掛式の洗面器を採用。車いす使用者やオストメイトに対応できる男女共用多機能トイレを整備するなど、だれもが安心して利用できる配慮を行き届かせた。
採用商品
- パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式 CFS498BMC/CFS497BPC
- ウォシュレットPS(擬音装置「音姫」付きエコリモコン) TCF5534AEY
- ウォシュレットPS(温風乾燥付きエコリモコン) TCF5554AUPR
- スペア付紙巻器 YH191 R/L
- 洗面器 LS707
- 壁掛洗面器 LSG722BAPMW
- スタンド洗面 MLRC系
- 台付自動水栓 TLE25SL2A
- クリーンドライ(ハンドドライヤー) TYC430WJ
- コンパクト・バリアフリートイレパック UADAK21R1A1ADD1WA
- 収納式多目的シート EWC520ARN
- ベビーシート YKA24N/YKA25N
- ベビーチェア YKA15S
- フック YKH52AR
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