プロフィール
マリーナ・タバサム
バングラデシュ出身の建築家・教育者。2005年、ダッカに自身の建築設計事務所「マリーナ・タバサム・アーキテクツ(Marina Tabassum Architects)」を設立。現代的でありながら土地に根差した建築言語の確立を志向するタバサムの建築は気候、文脈、文化、歴史といった要素を含む、生態的な視点を常に内包する姿勢が特徴である。多数のプロジェクトを手掛けている一方、設計事務所は意図的に小規模を維持し、限定したプロジェクトで質の高い建築を生み出すことを重要視している。
オランダ・デルフト工科大学で教授を務めるほか、イェール大学建築学部、ハーバード大学デザイン大学院、トロント大学、テキサス大学、ベンガル工科大学、BRAC大学などで教鞭を執る。
ドイツ・ミュンヘン工科大学より名誉博士号を授与。アガ・カーン建築賞に加え、ジャミール賞、アメリカ芸術文学アカデミーによるアーノルド・ブルナー記念賞、フランス建築アカデミーの金賞、イギリスのソーン建築賞など、受賞歴多数。建築と地域の公平性を支援する団体「F.A.C.E(Foundation for Architecture and Community Equity)」およびフェアトレード団体「Prokritee」代表。2017年から2022年まで、アガ・カーン建築賞の運営委員を歴任。現在、英国王立芸術協会(RSA)フェロー。2025年のサーペンタイン・パビリオンの設計者。
2018年~2020年にスイス、フランス、ドイツ、ダッカを巡回したグループ展「Bengal Stream」に参加し、2018年と2025年のヴェネチア建築ビエンナーレ、2019年シャルジャ建築トリエンナーレに出展。2023年にはMTA初の作品集『Marina Tabassum: Architecture, My journey』をArchiTangleから刊行。《クディ・バリ》はヴィトラ・デザイン・ミュージアムおよびニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマネントコレクションに収蔵されている。現在、MTAの作品はミュンヘン、リスボン、デルフト、東京を巡回する個展で紹介されている。