移りゆく中心/消えゆく境界/セブン・ローカル・スタンダード TOTOギャラリー・間25周年記念展「GLOBAL ENDS―towards the beginning」の記録とともに、同展のゲスト・キュレーターであるケン・タダシ・オオシマ氏が世界7 ヵ国から本展に選ばれた7組の建築家の拠点を訪れ、彼らとの対話を通してその思考と主要作品を紹介します。オオシマ氏はこの旅を続ける中で、グローバリズムに席巻される現代において、「移りゆく中心」「消えゆく境界」という状況を体験し、7組の建築家の実践を「セブン・ローカル・スタンダード」と位置づけ、この3つのキーワードを軸に、近い将来にも実現可能な豊かなデザインへの不朽の価値を照らし出していきます。
掲載建築家は、トム・クンディグ(アメリカ)、石上純也(日本)、ケリー・ヒル(シンガポール)、ショーン・ゴッドセル(オーストラリア)、スミルハン・ラディック(チリ)、パウロ・ダヴィッド(ポルトガル)、RCR(スペイン)。
日々の生活体験に隠されたポテンシャルを7つの異なる視点から徹底的に掘り起こし、進歩に邁進した近代化への妄信を断ち切り、建築の原点に立ち返ることで、新たな時代のクリエイションの原動力を探究します。
コンテンツ
はじめに
トム・クンディグ 石上純也 ケリー・ヒル ショーン・ゴッドセル スミルハン・ラディック パウロ・ダヴィッド
RCR アランダ・ピジェム・ヴィラルタ・アーキテクツ
展覧会:
GLOBAL ENDS―towards the beginning
総括
おわりに
図面&クレジット
ケン・タダシ・オオシマ Ken Tadashi Oshima 1965年アメリカ、コロラド州に生まれる。ハーバード大学にて、東アジアの研究および視覚環境の研究分野で文学士号取得(優秀成績者)。カリフォルニア大学バークレー校にて建築修士号、コロンビア大学で建築史および建築論の博士号取得。現在、ワシントン大学准教授。 2011-12 年国際交流基金研究員として東京大学在籍。
著書・共書に『Arata Isozaki』(Phaidon、2009)、『International Architecture in Interwar Japan: Constructing Kokusai Kenchiku』(University of Washington Press、2009)、『Visions of the Real 20世紀のモダン・ハウス : 理想の実現 I・II』(a+u特別号、2000)など。
MoMAの「Home Delivery」展のカタログ執筆者、「SANAA: Beyond Borders」展キュレーター、「アントニン&ノエミ・レーモンド展」の共同キュレーターなど。